2007年2月17日土曜日

抜け毛の見分け方

抜け毛には大きく分けて2種類あります。一つは寿命がきたために生じる自然な抜け毛。

そしてもう一つは――これが問題なのですが――寿命を迎える前に抜けてしまう髪、もしくは極端に寿命が短い髪です。

抜毛の、正常なものか異常なものかの見分け方は簡単です。正常に寿命は迎えたものは、3~6年の間伸び続けていたものですから、比較的太く、毛根も棍棒状でしっかりしています。それに比べ、異常な抜毛は髪の生育のサイクル(寿命)が短くなっているために細く、毛根もしっぽ状になっています。

抜毛が多いと感じるときは、本数を調べることも必要ですが、まずは正常な抜毛か否かに着目してみてください。

抜け毛の本数

抜け毛が多く見られるのは、主にブラッシングや洗髪時なので、抜け毛を気にしている人は、ブラッシングや洗髪をするのが恐ろしく感じるかもしれませんね。

髪には当然寿命があります。通常なら男性で3~5年、女性は若干長くて4~6年。そして髪の毛の総量は、個人差はあるものの、約10万本前後ほどなので、毎日一定の量の髪が寿命を終えて、抜毛となるわけです。その本数にも個人差があり、50~200本程度。また、季節によっても量の変動があります。

抜け毛がこの本数の範囲内であり、かつ正常に寿命を迎えた髪だけが抜けているのでしたら、抜け毛があっても、さほど恐れることはないでしょう。

薄毛の予防

薄毛は日頃の生活を改善することで、ある程度予防することができます。 薄毛の予防のためには、具体的には、たとえば以下のような点に気を配ったらいいでしょう。

・タバコは吸わない
・飲酒はほどほどに
・食事の際は栄養バランスに気をつける
・ストレスをためない
・適度なブラッシング
・規則正しい生活を心がける
・適度な運動をする
・シャンプーなどのヘアケア用品は、低刺激のものを使う。できれば合成界面活性剤が入っているものは使わない
・洗髪の際は、髪ではなく、地肌をマッサージするように洗う

薄毛は何らかの病気によって起きることもあります。薄毛が気になり、かつ心身のコンディションが悪いようでしたら、医者にかかった方がいいでしょう。

薄毛の原因

薄毛は、その原因が取り除かれなければ、最終的にハゲてしまうことにもなりかねません。ですから、「薄くなってきたかな」と感じたら、その時点で、薄毛の原因を探る必要があります。

薄毛には様々な要因がありますが、特にストレスや欧米型食習慣への移行、化学物質が主成分のヘアケア用品(シャンプー・リンス・トリートメント剤・パーマ液・ヘアダイ等)などが主な原因ではないかと考えられています。また、喫煙や飲酒、不規則な生活なども、髪に良くないとされています。

薄毛の解決のために病院に行けば、たしかに薬を出してはくれますが、根本的な解決にならないことがほとんどです。やはり薄毛は、日頃の生活から変えていかないと解決しないようですね。

ハゲとカツラ

ハゲに悩む人は多いものです。昔はハゲる人のほとんどが男性でしたが、最近では女性にもハゲてしまう人が見られるようになりました。これは日本人の生活環境・生活習慣の急速な変化が原因であると言われています。

ハゲてしまった場合、やはりカツラのお世話になる人は多いでしょう。カツラは決して安価なものではありませんが、単にハゲを隠すだけでなく、地毛によく馴染むような高品質のオーダーメイドのかつらも提供されています。こうしたものは、言われなければ、なかなかカツラだとはわからないほどです。

ハゲることは悲しいことですが、カツラの技術も向上していますので、カツラを買うなら、自分に合ったものを見つけたいものです。

ハゲのタイプと予防

髪の悩みでも最も深刻なものは、何と言ってもハゲでしょう。

ハゲと一言で言っても、ハゲ方には様々なタイプがあります。男性と女性ではハゲ方が異なりますし、同じ男性でも、大きく分けると、頭頂からハゲるタイプと額からハゲるタイプがあります。また、円形脱毛症のように、特に決まったパターンがない場合もあります。しかし、どれも髪がなくなることに変わりはありませんから、当人にとってはとてもつらいものですね。

ハゲは、食生活やシャンプーなどの髪の手入れの仕方、生活習慣の改善などによって、予防したり、ある程度進行を遅らせたり、回復させたりすることも可能です。「髪が薄くなったかな」と感じ始めたら、何らかの対策を取るべきでしょう。